コーヒー豆は、通常1つの果実の真ん中に2つの豆(種)が入っています。
その向き合った面が平らになっているためフラットビーンズ(平豆)と言われます。
一般的には、ほとんどの豆は「フラットビーンズ」ですが、ほぼすべての種類に数パーセントはピーベリー(丸豆)が混ざっています。
しかし、ハンドピックやスクリーンサイズの選別の時点で取り除かれますので、ほとんど入っていませんが、モカなどは数十%程度入っています。
フラットビーンズ(平豆)は、ピーベリー(丸豆)に比べて焙煎がどうだとか味がどうだとか比較されることもありますが、実際にその差が分かるほど明確な差があるわけではないという意見もあるようです。
もしかしたら、差が出やすい品種や産地があるのかもしれません。
元々は敢えて選別してはいなかったのですが、選別の手間をかけても希少性や味の違いを謳って付加価値を高め、一般的なフラットビーンズ(平豆)との差別化をすることで、利益を得ようとしたというのもあるのでしょう。
Coffeeコーヒーの話
2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識 2052 Views