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Coffeeコーヒーの話

2019.06.07 更新 コーヒーニュースコーヒーの経済ニュース 663 Views

「家庭用コーヒー 最大25%値上げ」というニュースについて

2014年11月1日のNHKニュースWEBで「家庭用コーヒー 最大25%値上げ」というニュースが掲載されていました。

UCCとキーコーヒーが11月1日から家庭用レギュラーコーヒーを最大25%値上げするということです。

値上げの理由については、以下の理由が挙げられています。

・ブラジルでの干ばつ発生による生産量減

・中国など新興国での需要の高まり

・円安の影響による輸入コストの増加

 

10月以降、コーヒー値上げのニュースが相次いでいる印象です。カフェチェーンではスタバやドトールが値上げしましたが、UCCやキーコーヒーなどの大手も今回値上げ。コーヒーをカフェで飲むにも、家で飲むにも値上げで消費者にとってはなかなか苦しいですね。やはりブラジルの干ばつの影響が大きいのでしょうか。
コーヒーの値上げ要因は、干ばつも大きいですが、さび病の方が深刻だと思いますね。相場的要因として投機筋が狙ってくる対象としては大きいですが、干ばつは雨が降れば比較的生産量は元通りに戻ります。でも、さび病は長期にわたり生産量に影響を及ぼすという点で大きな痛手になります。さらに新興国の需要が旺盛ですので、需給が年々逼迫していってますね。
「新興国の需要」といえば、今年初めに中国・香港に行った際にコーヒー屋をいくつか巡ったのですが、スタバはもちろん自家焙煎の専門店も結構増えており、今までコーヒーを飲む文化ではなかった国にもコーヒー重要が高まっていることを実感しました。今後、世界的な需要は更に伸びていくでしょうね。
コーヒーの生産地域も年々増加していますが、まだまだ生産量が確保できていませんから、需要の増加の方が勢いが強く、しばらくは需給の差は広がりそうです。中国の需要も増加していますが、生産国のブラジルも、自国消費が増えていて、かなり需要が増加しています。これもコーヒーの値上がりに大きく影響していますね。日本の場合は円安もあって、かなり厳しい状況です。
コーヒー自体も値上がりしているうえに、円安でさらに値上がりしているなんて、マスターも大変ですね。小さなお店は価格転嫁がしにくいですもんね。マスターがんばって!
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