Cafe Paulista(カフェ・パウリスタ)とは、1909年(明治42年)、東京・銀座に開店した老舗カフェ。
ブラジル・サンパウロ州政庁専属コーヒー発売所でもありました。
パウリスタの社長、水野竜氏はブラジル移民の先覚者で、その業績に報いる意味で、サンパウロ州政府は、毎年1500袋のブラジルサントス・コーヒーを5年間にわたり送り続けたと言われています。
水野氏はブラジル・コーヒーの紹介を兼ねて、コーヒー業界に貢献し、日本コーヒー史上にその名を残しました。
カフェ・パウリスタは、文人、学者、映画演劇人などを常連とし、最盛期には東京をはじめ全国主要都市に50余店に及ぶ支店を持ち、コーヒー黎明期の花形でした。