ロブスタ種
アラビカ種、リベリカ種と三原種のひとつ。
コンゴ原産のカネフォーラ種の変種です。
ロブスタとは、”頑丈・がっしり・強靭”という意味で、ロブスタ種は、アラビカ種と比べると暑さや害虫病にも強い、その名の通りの豆です。
ジャワ島で栽培されて、各地に広まったのも、当時流行していたサビ病に強いことからのようです。
アラビカ種と違い、高温多湿での栽培もでき、病害虫に強く、成長が早いので収穫量も高いです。
世界の生産量の2〜3割を占めているそうです。
栽培地として、東南アジアとアフリカの一部がおもになり、ベトナムでも栽培が増えています。
インスタントコーヒーや缶コーヒーとして使うことが多いようです。
ロブスタ種は、苦み、渋みが際立つ味です。
ブレンドコーヒーの隠し味として使われることもあるそうです。
過去の歴史からヨーロッパで飲まれることが多いようで、深煎りした豆+ミルクでカフェオレのような飲み方をするようです。
アラビカ種と違い、自家受粉で実をつけません。
遺伝的背景がバラバラで、それぞれの栽培種が区別されることは少ないようです。
品種として、
・ロブスタ:樹形が直立。
・ウガンダ:樹形が横に広がる。
・コニロン:新しく発見されたロブスタ種の変異種。
Coffeeコーヒーの話
2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識 4555 Views