ドリップ式でコーヒーを淹れる際に必要になってくるのが、コーヒーフィルターです。
コーヒーフィルターにはどのような種類があり、それぞれどんな特徴があるでしょうか。
コーヒーフィルターを大別すると、ペーパーフィルターと金属フィルターに分けることができます。
■ペーパーフィルター
【形状】
ドリッパーの形状から、台形型と円錐型とバスケット型があります。
・台形型:カリタ、メリタ、ボンマックなどのドリッパー用。メリタは若干サイズが異なるので、専用のフィルターを使用した方が良いでしょう。ドーナツドリッパーにも台形型フィルターを使用します。日本では最も普及している形状なので純正品以外にもたくさんの種類が出ており、色々な所で購入できます。
・円錐型:ハリオV60、コーノ、コーヒーバネットなど。左記にあげたドリッパー全てに共通で使用できます。
・バスケット型:カリタWAVE用の波打った丸型の形のペーパーフィルターです。
フィルターの形状は使うドリッパーに依存しますので、ご自分の使っているドリッパーに合う形状のフィルターがどのタイプかはあらかじめ把握しておく必要があります。
【材質】
同じ「ペーパー」でも色々な種類があります。
・酸素漂白フィルター:白いペーパーフィルター。昔は塩素漂白だったため、危険性が指摘されましたが、現在は酸素を使っての漂白なので安全です。
・みさらし(無漂白)フィルター:茶色いペーパーフィルター。漂白する代わりに長時間水に浸して作っています。
・非木材:コットン、竹、麻などの繊維が使われているものがあります。
その他、和紙を使ったフィルターなどもあります。
どの材質がベストかは一概に言えませんが、材質によって風味が変わってくる場合もあるので、いくつか試して好みのものを見つけると良いでしょう。たまに紙臭さなどで風味を損なうような粗悪品もあるので、注意が必要です。ペーパーを水でぬらして匂いを嗅ぎ、紙臭さが気にならないものが良いでしょう。ペーパーフィルターは紙にコーヒーオイル(油脂分)が吸収されるため、比較的すっきりしたコーヒーに仕上がるのが特徴です。フレンチプレスでの抽出時に出るような微粉は一切出ず、非常にクリーンなコーヒーが楽しめます。
■金属フィルター
金属フィルターの特徴はまず、使い捨てのペーパーと違って何度も繰り返し使えてエコな点。それからペーパーフィルターでは紙に吸収されてしまうコーヒーの油脂分までしっかり抽出される点です。
【形状】
・台形型:エルフォゴールドフィルターやコレスゴールドフィルターなど。台形型ドリッパーや専用の台にセットして使用します。一部のコーヒーメーカーにも対応しているようです。
・円錐型:ハリオのカフェオールやKONEなど。カフェオールはそのままドリッパーとして使用することができ、KONEはケメックスの6杯用(大きい方)やハリオV60などの円錐ドリッパーなどにセットして使用します。
【材質】
・ステンレス:ハリオ社のカフェオール、able blewing社のKONEなど。
・純金メッキ:エルフォゴールドフィルター、コレスゴールドフィルター、KONEのゴールド版など。純金メッキなので化学変化に強く、味や香りへの影響が最も少ないそうです。
金属フィルターはフレンチプレスのように、コーヒーオイル(油脂分)をダイレクトに抽出できるのが特徴で風味が強く、少しとろっとした口当たりのコーヒーが楽しめます。
但し、フレンチプレスほどではないにせよ微粉が出てしまうので、そこは好みが分かれるところかもしれません。
■その他
その他、ネルドリップ(布)や陶器のフィルターなども存在します。
一口にコーヒーフィルターと言っても、様々な形状・材質のものがあります。
是非とも自分のお気に入りを見つけて、コーヒーライフをよりエンジョイしましょう!
ちなみに、こんな使い方もあるようです(笑)
コーヒーフィルターなのに!おしゃれインテリアがすぐ作れるDIY – NAVER まとめ http://t.co/UFqYwmcego pic.twitter.com/Xhg1Gtqb6Y
— 8秒に一人増える室長くん (@100UPKinoco) 2015, 1月 8
最近では、こんなのも。
同じく亀戸天神にて。コーヒーフィルターの新しい使い方を見た。 pic.twitter.com/XnLzC9tP8e
— ゆい (@f_factory_yui) 2015, 1月 25