ベトナムはコーヒーの産地としてはあまり有名ではないかもしれません。しかしその生産量はブラジルに次ぐ世界第2位。生産しているコーヒー豆の大部分がロブスタ種という珍しい生産国です。ロブスタ種だけだと世界最大の生産国です。
濃いコーヒーに甘いコンデンスミルクを入れて飲むスタイルの「ベトナムコーヒー」の方ならご存知の方も多いかもしれません。
【国の基本情報】
- 国名:ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)
- 面積:32万9,241平方キロメートル(日本を一回り小さくしたくらい)
- 人口:約9,250万人(2014年時点、国連人口基金推計)
- 首都:ハノイ
- 主要言語:ベトナム語
- 主要宗教:仏教、カトリック、カオダイ教他
- GDP:約1,878億米ドル(2014年、IMF)
- 通貨:ドン(Dong)
(1)貿易額
輸出 147.0億ドル(対前年比 7.7%増)
輸入 129.1億ドル(対前年比 11.2%増)
(2)品目
輸出 縫製品、輸送機器及び同部品、原油、機械機器・同部品、水産品
輸入 機械機器・同部品、電子機器・PC・同部品、鉄鋼、プラスチック製品、布地
(情報元:外務省HP)
【ベトナムコーヒーの特徴】
★一般的に言われるベトナムコーヒーとは、フランス式のステンレスフィルター「カフェフィン」という器具を使って淹れる濃い目のコーヒーにコンデンスミルクを入れて甘くしたもの。
★ベトナムコーヒーの焙煎の特徴は、バターを加えて深煎りにローストする点。甘い香りがするとか。
★生産量の98%がロブスタ種ですが、アラビカ種もわずかながら生産しており、近年アラビカ種の生産量が増加傾向です。
★ベトナムのアラビカ種のコーヒーは苦味・酸味ともにマイルドで飲みやすい味です。
★ベトナムコーヒー(ロブスタ種)の等級は、コーヒー豆の大きさ(スクリーンサイズ)と欠点数によって分かれており、グレード1が最上級です。