キリマンジャロとは、アフリカのタンザニアで生産されるコーヒーにつけられる銘柄名。
アフリカ東部の国、タンザニアの北東部にある標高5,895mの麗峰でアフリカ最高峰のキリマンジャロ山が語源です。
キリマンジャロ山自体はケニアとの国境、タンザニアの北東部に位置していますが、ブコバ地区以外のタンザニア国内で生産されたアラビカ種のコーヒーは全て「キリマンジャロコーヒー」の名を冠することができます。(ブコバ地区はタンザニア北西部にあり、タンザニア・ウガンダ・ケニアにまたがるヴィクトリア湖の西側に位置します)
主な生産エリアには、キリマンジャロ山に近い「アルーシャ」「モシ」「オルディアニ」「ンゴロンゴロクレーター」、南の端の方の「ンベア」「ンボシ「ンビンガ」などがあります。
グレープフルーツのような柑橘系の強い酸味が特徴で、アフリカ産のコーヒーの中では、エチオピアのモカとともに、昔から日本での人気が高い銘柄です。
基本的に水洗式(ウォッシュド)の精製方法が取られ、エチオピアモカと比べるとすっきりクリアな印象です。