ひとえにコーヒーカップと言っても、その材質・形・大きさが異なるものが様々あります。
主なコーヒーカップの種類と、形状による味わいの違いなどについてご紹介いたします。
【コーヒーカップの種類】
■レギュラーコーヒー用のカップ
主にホットのレギュラーコーヒーを飲む際に用いられます。容量は120~150mlのものが主流です(コーヒーサーバーの目盛では1杯分が120~130mlの設定になっているものが多いようです)。
取っ手付きのカップにソーサーがあるのが一般的です。
■マグカップ
マグカップでホットのレギュラーコーヒーが提供されることも少なくありません(スターバックスコーヒー、タリーズコーヒーなど)。マグカップの場合、ソーサーがなく、容量も180~250mlと、通常のコーヒーカップより大きいのが特徴です。
画像出典:http://www.shikisaitouki.com/SHOP/y6-86-5.html
■デミタスカップ
エスプレッソ用のカップ。エスプレッソは一杯分が30mlほどしかないため、通常のコーヒーカップに比べて半分程度の大きさしかない。「デミタス」は、demi=半分の、tasse=カップ、の意味です。
■カフェオレボウル
カフェオレを飲むときに用いる専用のカップ。通常のコーヒカップに比べてかなり大きく、全体的に丸い形状で、取っ手はありません。主にホットのカフェオレに使用されます。
画像出典:http://item.rakuten.co.jp/t-east/tt-j2-1005-0/
【カップの形状と味わい】
■縁がまっすぐか広がっているか
縁がまっすぐのタイプは、コーヒーが一気に舌の奥に届きやすく、苦味を感じやすい形状です。
一方、縁が広がっているタイプは、舌全体にコーヒーが広がりやすく、酸味を感じやすいのが特徴です。
■カップの厚み
薄手のカップは口当たりが軽くなり、厚手のカップはしっかりとコクを楽しめます。薄手のカップは酸味系、厚手のカップは苦味系のコーヒーと相性が良いと言えそうです。
厚手 | 薄手 | |
縁がまっすぐ | 深煎りコーヒーの苦味とコクをしっかり楽しみたいとき | 酸味は苦手だが、軽めのコーヒーが飲みたいとき |
縁が広がる | 酸味もあるがコクもあるコーヒーを楽しみたいとき | 軽やかで酸味のあるコーヒーを楽しみたいとき |