エチオピアはアラビカ種のコーヒーの原産国として有名です。原産国だけあって古くからコーヒーを飲む習慣があり、コーヒーセレモニーという伝統儀式まで存在します。コーヒーを知る上で必ずおさえておくべき国でしょう。
【国の基本情報】
- 国名:エチオピア連邦民主共和国 (Federal Democratic Republic of Ethiopia)
- 面積:1,097,000㎡ (日本の約3倍)
- 人口:約8700万人
- 首都:アディスアベバ
- 主要言語:アムハラ語、英語
- 主要宗教:キリスト教、イスラム教
- GNI:$374億(2013年)
- 通貨:BIRR(ブル)
- 【対日貿易】
- <貿易額(2012年)>
- 輸出:49.3億円 輸入:104.4億円
- <主要品目>
- 輸出:自動車、機械類等 輸入:コーヒー、原皮等
【エチオピアコーヒーの特徴】
- エチオピアのアビシニア高原というところが、アラビカ種のコーヒーの木の原産地とされています。
- 人類がコーヒーを発見した起源については、2つの伝説が残されています。【伝説1 >> カルディという名の山羊飼いが、山羊がコーヒーの実を食べて興奮しているのを発見し 自分でも食べてみたら精気が漲ってきた】【伝説2 >> 無実の罪で追放されたイスラム教徒が、小鳥がコーヒーの実を啄ばんでいるのを見て 自分も食べてみたところ精気が漲ってきた。その後、その煮出し汁で病人を救った】
- エチオピアには現在も野生のコーヒーの木が自生しているそうです。
- エチオピアでコーヒー栽培が始まったのは16世紀。国外への輸出は19世紀から行われていたようです。
- 2011年の生産量は650万袋(1袋≒60kg)。
- エチオピアコーヒーはイエメン産とともに「モカ」の名前で親しまれています。かつてはイエメンのモカ港で船積みしていたためです。
- エチオピアコーヒーの風味の特徴は、フローラルな香り、フルーティな酸味、など。 浅煎りのものは、その爽やかさから紅茶に例えられることも多いようです。
- エチオピアの中でも、イルガチェフェ村のコーヒー豆が特に高品質として人気です。 スペシャルティコーヒー取扱店であれば大抵置いてありますね。