ケニアは特に欧州で人気の高いコーヒー生産国。エチオピアとタンザニアに挟まれた位置にありますが、そのどちらとも違う独特で個性の強いコーヒーを生産している国です。
【国の基本情報】
- 国名:ケニア共和国(Republic of Kenya)
- 面積:583,000㎡ (日本の約1.5倍)
- 人口:約4,300万人
- 首都:ナイロビ(Nairobi)
- 主要言語:スワヒリ語、英語
- 主要宗教:伝統宗教、キリスト教、イスラム教
- GNI:$372億 (2012年)
- 通貨:ケニア・シリング(K.shs)
- 【対日貿易】
- <貿易額(2012年)>
- 日本への輸出:$47,000,000
- 日本からの輸入:$660,000,000
- <主要品目>
- 日本への輸出:切り花、紅茶、コーヒー、魚切身、ナッツ類
- 日本からの輸入:乗用自動車、貨物自動車、鉄鋼、機械
【ケニアコーヒーの特徴】
- ★ケニアでのコーヒー栽培は19世紀末、イギリスの植民地になってから本格的に開始されたようです。
- ★1903年に研究所が設立されて、コーヒーの研究が盛んに行われました。
- ★収穫時期は年に2回。メインの10~12月と早積みの5~7月です。
- ★精製処理方法は水洗式(Washed)が主流です。
- ★2011年の生産量は68万袋(1袋≒60kg)。
- ★ケニアコーヒーは特に欧州で人気で、ドイツ・スウェーデン・ベルギー・フィンランドなどが主な輸出先です。
- ★力強い酸味とコクが特徴。その分厚い酸味は「ジューシー」という表現がよく使われます。
- ★深煎りにしても苦みがあまり出ず、完熟フルーツのような濃厚な甘さが感じられます。