ターキッシュ珈琲を淹れる時に使う専用のポットです。
日本では「イブリック」、トルコでは「ジャズヴェ」と呼ばれるそうです。
銅か真鍮製の長い柄のついた柄杓のような形の抽出器具のことです。
イブリックの小鍋の部分に深入りのすりつぶした粉と水と砂糖を入れて、直火にかけます。
砂糖以外に、カルダモンやクローブなどのスパイスを入れることもあるようです。
かき混ぜながら煮沸して、火から下ろし落ち着いたら火にかけることを、2、3回繰り返し、カップに注ぎます。
泡が消えないように注がれた珈琲の泡をまず味わって、粉が沈んでから上澄みを飲みます。
味は、独特な苦みがあり濃厚で、甘さは砂糖の量で調節するようです。
カップの底の模様で、「コーヒー占い」をすることもあります。
コーヒー豆をすりつぶして使うのが、トルコ式です。
ターキッシュミルと言う、専用のミルもあるようです。
北欧やギリシャでみられる「ボイル」という抽出法もトルココーヒーから来ているとも言われています。
Coffeeコーヒーの話
2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむ器具 3232 Views