コーヒー豆の精製方法の一種。
自然乾燥式とは、コーヒーを実のまま乾燥場で天日に干して乾燥させ、乾いた果肉と内果皮(パーチメント)などを取り除く脱穀をおこない、生豆を取り出す精製方法です。
ナチュラル、アンウォッシュド、非水洗式と呼ばれることもあります。
成熟の具合により、数日から2週間くらい干します。
乾燥すると赤い実が黒く変化し、外皮と果肉が固くなり、簡単にはがれるようになります。
それを脱穀機にかけ、生豆を取り出します。
【メリット】
・作業の工程が単純で、設備投資も少ないことで、コストがかからずにできる。
・水洗式など他の精製法では得られない独特の風味が得られる
【デメリット】
・天候に左右されやすく、精製に時間がかかる(乾燥に時間がかかる)
・不純物や欠点豆が多くなりやすい(水洗式など他の精製方法と比較して選別工程が少ないため)
<採用している主な生産国>
ブラジル、エチオピア、イエメン、インドネシア(ロブスタ種)
Coffeeコーヒーの話
2019.07.26 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識精製 4546 Views