グァテマラは中米地域で最も有名な産地と言っても良いかもしれません。グァテマラの代表的な7大産地を表した「レインボーマウンテン」という呼び名もよく知られています。最近は1つ増えて8大産地となっているようです。
【国の基本情報】
- 国名:グアテマラ共和国(Republic of Guatemala)
- 面積:108,889㎡(北海道+四国くらい)
- 人口:約1,500万人
- 首都:グァテマラシティ
- 主要言語:スペイン語
- 主要宗教:キリスト教
- GDP:$499億(2011年)
- 通貨:ケツァル
- 【対日貿易】
- <貿易額(2012年)>
- 日本への輸出:179億円
- 日本からの輸入:197億円
- <主要品目>
- 日本への輸出:コーヒー、砂糖等、胡麻
- 日本からの輸入:自動車、鉄鋼、一般機械等
【グァテマラコーヒーの特徴】
- グァテマラにコーヒーがやってきたのは1770年代。国外への輸出が始まったのがその約100年後です。
- 国名の「グァテマラ」は古代マヤ語で「常春」の意味で、非常にコーヒー栽培に恵まれた気候です。
- コーヒー栽培にはたいていシェードツリーが使用されており、コーヒー農園が森としての機能も果たしています。
- 「レインボーマウンテン」で有名な7大産地は「アンティグア」「フライハーネス」「アティトラン」「コバン」「ウェウェテナンゴ」「サンマルコス」「ニューオリエンテ」。ここに「アカテナンゴ」を加えた8つの地域がグァテマラの主なコーヒー生産地です。
- ウェウェテナンゴ地区にある「エル・インヘルト農園」はグァテマラで最も有名な農園で、カップオブエクセレンスで何度も優勝しています。
- グァテマラコーヒーは香り・酸味・コクなどのバランスの良さに定評があり、ブレンドにもよく使用されています。
- 同じグァテマラでも産地ごとに風味が異なる点や、中煎りと深煎りで表情が全く違ってきたりする点などが、多くのコーヒーファンに愛される理由かもしれません。