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Coffeeコーヒーの話

2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむ生産地南米スライダー(TOPページ表示用) 6932 Views

コーヒー生産地を巡る(南米編)ブラジル

ブラジルといえば、150年にわたりコーヒー生産世界一の座を守り続けているコーヒー大国。コーヒー生産国と聞いて、まず始めにブラジルを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?そんなコーヒー生産大国のブラジルですが、最近では経済成長とともにコーヒーの消費量も急増。今やアメリカに次ぐコーヒー消費大国という顔も持ち合わせています。

【国の基本情報】

ブラジルは日本の20倍以上の面積、人口約2億人という、南米一の大国です。首都はブラジリアですが、計画的に遷都された都市で、知名度としてはリオデジャネイロやサンパウロの方が高いですね。

それでは主な都市とその特徴をさらっと見ていきましょう。

★ブラジルの主要都市

***サンパウロ***

人口1100万人以上!ブラジルの最大都市にして、南半球でも最大の都市です。ブラジルの経済・文化の中心で、日系人も多いため日系企業も多数進出しています。

***リオデジャネイロ***

ブラジル第二の都市であり、かつての首都でもあります。人口は600万人以上もいるので、大阪と横浜を合わせたくらいの規模ですね!リオデジャネイロといえば、毎年2月に開催されるカーニバルが特に有名です。カーニバルの時期になると皆仕事も手に付かなくなるそうです。

***ブラジリア***

ブラジルの首都ですが、人口は200万人ほど。1960年頃にリオデジャネイロから計画的に遷都をしました。海岸部と内陸部の格差を解消するために内陸部の都市が選ばれたそうです。計画都市で歴史があるわけではないですが、世界遺産に登録されている珍しい都市ですね。

***サルバドール***

リオデジャネイロより前に首都だったところで、いわゆる古都ですね。ペロウリーニョという歴史地区があり、16~18世紀の植民地時代の建物が500以上残っています。特に中心の広場周辺にはパステルカラーの建物が集まっていて、非常に綺麗な街並みだそうです。

 

では次に、ブラジルの主な観光地について見ていきましょう。

◆コルコバードの丘

上に両手を広げたキリスト像が立っている、リオデジャネイロの象徴ともいえる丘です。今やブラジルの象徴にもなっているこのキリスト像、1931年のブラジル独立100周年を記念して9年ほどかけて建設されたそうです。高さは約40メートル。「新・世界七不思議」の1つに選ばれています。また、この丘から見える景色が世界遺産となっています。

ブラジルキリスト
 

◆エスタジオ・ド・マラカナン

リオデジャネイロにある、世界最大規模のサッカー場です。1950年のサッカーワールドカップのブラジル大会の主会場で、2014年のワールドカップでも決勝がこのスタジアムで行われるようです。かつては収容人数が20万人というとんでもない規模でしたが、1992年のスタンド落下事故を受けて観客席が大幅削減され現在の収容人数は8万人ということです。

◆イグアスの滝

ナイアガラ・ビクトリアと並ぶ世界三大瀑布の一つで、非常に有名な滝ですね。イグアスの滝があるイグアス国立公園は世界遺産に登録されています。大小300もの滝が並んでいて、平均落差は70m。全体の幅はなんと約4km。壮大な規模ですね。

ブラジル滝
 

◆パンタナル大湿原

ブラジル・ボリビア・パラグアイの国境付近に広がる大湿原で、ここも世界遺産に登録されています。世界最大の熱帯湿原で野生生物の宝庫。1,000種の鳥類、400種の魚類、300種の哺乳類が生息するそうで、カピバラ、ジャガー、オオアリクイ、オオアルマジロなどの絶滅の危機に瀕している動物も多数いるようです。

 

では、ブラジルのコーヒー事情はどうなっているでしょうか。

【ブラジルコーヒーの歴史や特徴】

ブラジルにコーヒーやってきたのは1727年頃と言われています。本格的な栽培はその30年以上あとの、1761年頃に始まったようです。それから生産量をどんどん伸ばし、1850年にはインドネシアのジャワを追い越し生産量世界一となりました。それから150年以上、世界一の座を守っています。

ブラジルの主なコーヒー産地は国の南部に集中していて、ミナスジェライス州、サンパウロ州、パラナ州などが主要な産地です。中でもミナスジェライス州の生産量はブラジルのコーヒー生産の半分を占めています。

ミナスジェライス州と言っても広く、日本の1.5倍ほどもあり、州の中で主要な生産地域というと、中央部のセラード地域と南部のスールデミナス地域があげられます。セラード地域は広々とした平地で、そのため大規模農園で機械で一気に収穫するというスタイルが多いようです。一方、スールデミナス地域は山岳地帯なので大規模農園は比較的少なく、機械収穫も難しいため手作業での収穫がメインです。スールデミナス地域は山岳地帯で標高の高さや寒暖の差の大きさなど高品質のコーヒー栽培に適した条件が揃っていることから特に注目されている産地で、中でもカルモデミナス地区はカップオブエクセレンス入賞農園を多数輩出している有名産地です。

ブラジル地図
ブラジル棚田ブラジル農園ブラジル農園2

ブラジルではどれくらいの人たちがコーヒー生産に携わっていると思いますか。コーヒー農園で働く人たちだけでも350万人。コーヒー生産の関連業種に携わる人も含めると700万人という規模になるそうです。

では、ブラジルでのコーヒーの消費実態の方はと言うと、冒頭でも触れた通り、急激に消費量が増えています。それに伴い、かつては品質の劣ったものを国内消費に回していたのが、高品質なものもかなりブラジル国内に出回るようになってきたようです。

コーヒーの飲み方としてはエスプレッソに砂糖をたっぷり、というスタイルが主流で、カフェなどに行っても最初から砂糖が入っている場合も少なくないそうです。近年では、2006年にスターバックスが進出したりと、欧米のカフェ文化もどんどん入ってきているようで、バリスタ養成スクールなども出てきているようです。

今後、アメリカのいわゆるサードウェーブブームの影響を受けて、エスプレッソだけでなくハンドドリップのコーヒーがブラジルでも流行するかもしれませんね。

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