エスプレッソ系ドリンクには色々な種類のものがありますが、その違いが明確にわかっている人は少ないのではないでしょうか。
代表的なエスプレッソ系ドリンクの特徴や他との違いについて、見ていくことにしましょう。
<エスプレッソ espresso>
専用のマシンで高温高圧で短時間に一気に抽出した濃厚なコーヒーで、1人分1杯30cc程度で提供されます。
倍の分量(約60cc)で提供されるエスプレッソはダブル(ドッピオ)と呼ばれ、それと区別するため、通常の量のエスプレッソはシングル(ソロ)と呼ばれることもあります。
<カプチーノ cappuccino>
エスプレッソに蒸気で温めたスチームミルクを混ぜ、上に泡状になったフォームミルクをのせたもの。
フォームミルクにラテアートを描く場合もある。
<カフェラテ caffe latte>
①イタリアのカフェラテ
エスプレッソに蒸気で温めたスチームミルクを混ぜたもの。泡状のフォームミルクはのせない。イタリア版コーヒー牛乳。
②シアトルスタイルのカフェラテ
カプチーノと同様、エスプレッソにスチームミルクを混ぜ、フォームミルクをのせたものだが、カプチーノよりスチームミルクの割合が大きく、フォームミルクの割合が少ない。
フォームミルクにラテアートを描く場合もある。
<カフェマキアート caffe macchiato>
エスプレッソに泡状のフォームミルクを少量のせたもの。
<ラテマキアート latte macchiato>
蒸気で温めたスチームミルクと泡状になったフォームミルクに、エスプレッソを注いだもの。
<アメリカーノ caffe americano>
エスプレッソをお湯で割ったもの。
<ロングブラック long black>
湯を注いだカップに、ダブルショットのエスプレッソを注いだもの。主にオーストラリアやニュージーランドで形成されたコーヒーの飲み方の一つ。
なお、「カフェオレ」はドリップコーヒーとミルクを混ぜたもので、エスプレッソを使用していないため、エスプレッソ系ドリンクには含んでいません。