ダッチコーヒーとは、水で抽出するコーヒーのことです。
水出しコーヒーとも言われています。
戦前のオランダ領インドネシアで、ロブスタ種が栽培されていました。
ロブスタ種は、苦みやえぐみが強いので、水で抽出する方法が考えだされたようです。
ガラスポットに粉と水を浸け込み、抽出してから、粉を濾過して取り除く出し方がひとつあります。
特別な装置が必要ないので簡単に作れます。
雑味が出やすいのが難点なようです。
また、コーヒーの粉に水を点滴し続ける出し方もあります。
一般的にはコチラの抽出方法が水出しといわれ、「ウォータードリップ」、「ダッチ式」とも言われます。この方法で淹れられたコーヒーを「ダッチコーヒー」と言います。
水で淹れることで、香りが残り、良質な甘味とまろやかな苦みが引き出されます。
その反面、成分の抽出速度が遅いので時間がかかることと、酸味が上手く引き出せないことがあります。
雑味は、低温で抽出しているので少なく感じますが、ドリップやサイフォンのような泡で吸着させ取り除くことが出来ないので、実際は多くなっているようです。
抽出に数時間〜一晩かかりますが、その間、水につけたままか、水を落としたままなので、手間がかかりません。
なので、抽出法としては安定したものとなります。