コーヒー豆を数種類まぜてコーヒーを作ることです。
ブレンドされたコーヒーは、「ブレンドコーヒー」と言われます。
これに対し、一種類の豆から淹れるコーヒーは「ストレートコーヒー」と言われます。
ブレンドは、焙煎前に豆を混ぜる方法(プレミックス)と、焙煎後に混ぜる方法(アフターミックス)があります。
プレミックスは、全ての豆が同じ焙煎行程・焙煎度になるので調和のとれた味になりますが、それぞれの豆に適した焙煎行程・焙煎度は異なるため、味の調整が難しいのが欠点です。
一度に焙煎するので、大量生産にはメリットが大きい方法となります。
アフターミックスは、それぞれの豆の適した焙煎行程・焙煎度で焼かれるので豆の味はとても良くなります。
しかし、それぞれ焙煎する必要があるので、手間がかかるのがデメリットです。
ブレンドをする意義はいくつかあります。
まず、複数のコーヒー豆がブレンドされることによって、いろんな豆の持ち味を合わせることができ、ストレートコーヒーには出ない複雑な味わいを作り出すことができます。
また、コーヒーは農産物ですからロットや収穫年などによって味が変化しますが、ブレンドの場合、使う豆の比率や種類を調整することで、常に一定の味を作り出すことができます。
ブレンドされる豆の比率は、ロースターのレシピによって変わります。
店の味ってことですね。
インスタントコーヒーなどは、香味等の品質を保つために、8種類以上の豆が混合されるそうです。
アフターミックスであれば、複数のストレートコーヒー豆を購入してどなたでもブレンドを作ることができます。色々な種類のコーヒー豆を使って、オリジナルブレンド作りを色々試してみるのも、コーヒーの楽しみ方のひとつと言えるでしょう。
Coffeeコーヒーの話
2019.07.26 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識 1142 Views