世界で初めてペーパードリップを開発した、ドイツのメリタ社から出ている小さい穴の1つ穴ドリッパー。
現在は台形で小さな1つ穴の形状ですが、創業当時の1908年は全く違う形状だったようです。
最初は真鍮の容器の底にたくさん穴があいているようなタイプ。
その次に円錐の大きな1つ穴タイプが1932年に出ました。コーノ式が1973年ですから、実は円錐ドリッパーも世界初はメリタだったんですね。
それから4つ穴、3つ穴、そして最終的に小さな1つ穴に落ち着いたということです。
小さな1つ穴の最大の特徴は落ちるスピードが一定になることです。
ドリッパーには目盛がついていて、目盛通りに湯を注ぐと、いつも一定の抽出時間になり
濃さも一定で淹れることができます。
現在のラインナップとしてはコーヒーフィルターとアロマフィルターの2種類があり、
アロマフィルターは抽出口が底から少し上がったところにあります。
そのことでしっかり蒸らしができてアロマが引き出しやすいそうです。
他のドリッパーと違ってお湯の注ぎ方に気を使う必要がないので、最も手軽なドリッパーと言えますね。
Coffeeコーヒーの話
2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむ器具ドリッパー 2252 Views