ティピカ
アラビカ種の中で、最も原種に近い品種です。
tipicaは、スペイン語で「典型的な」「標準的な」という意味を持つようです。
生豆は、やや細長い。
かつてティピカとブルボンがアラビカ種の中で、二大品種で、コロンビアとブラジルでの主力品種だったのです。
でも、サビ病に弱く、多くの日陰を必要とし、収穫量も隔年変化するため安定しない、大変な豆ですね。
1960年代後半から、カトゥーラなどの収量の多い改良品種におされ、作付けが減ってきました。
近年では、風味の良いコーヒーを求める愛好者の要求で、高級品向けとして、栽培が増えてきているようです。
特に、コロンビアではバリエダ・コロンビアを主力品種にしたところ、コロンビアの評価ががた落ち…そこで、ティピカに切り替えようとしているそうです。
香りが強く、上品な酸味と甘味を持った特徴だそうです。美味しそうですよね。
Coffeeコーヒーの話
2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識 6535 Views