イエメンからブルボン島に渡って突然変異した品種です。
ティピカの突然変異で産まれた品種とも言われてることも多くあるけど、コーヒーが中米に入ってきたより前にブルボン島に入っていた説もあり、話が合わないのではと言われています。
その後、ブラジルに渡って発見されました。
生豆は、小さく丸みがあり、センターカットがS字状の形をしてます。
ティピカとブルボンがアラビカ種の二大品種と呼ばれ、コロンビア、ブラジルで主力品種だったようです。
ブルボン・サントスが有名です。
品質は良く、味に丸みがあり、甘味や濃厚なコクが特長です。
ティピカに比べ、収量は多いのですが、収量が隔年変化し安定せず、霜害や病虫害にも弱く、より新しい品種にその座を奪われていきました。
近年では、風味豊かなコーヒーを求めるコーヒー愛好家の要求で、ティピカ、ブルボンの栽培が増えてきてるようです。
しかも、高級品として扱われています。
香り高く、濃厚なコクが特徴。うーん、気品あるコーヒーですね。
レユニオン(マダガスカル島の東のインド洋に位置する島)では、変異種のブルボン・ポワントゥが栽培され、18世紀フランスの宮廷サロンで愛飲されていたようですが、時代の流れや自然災害に遭い、姿を消していきました。
ほとんど忘れかけていたこのコーヒー、2007年UCC上島珈琲がレユニオン島の農業委員会に呼びかけ、再生したそうです。
花のような独特な香りが特徴らしいです。
Coffeeコーヒーの話
2019.06.07 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識 2194 Views