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Coffeeコーヒーの話

2019.06.07 更新 コーヒーニュース新商品のニュース 1108 Views

「ボス、初のカフェインレス「デカフェブラック」を発売」という記事について

2016年5月30日の「Gourmet Biz-グルメビズ-」に、「ボス、初のカフェインレス「デカフェブラック」を発売。」という記事が掲載されていました。

サントリーの「BOSS」ブランドの新ラインナップとして「ボス デカフェブラック」が2016年6月28日(火)から販売開始するとのこと。デカフェ(カフェインレスコーヒー)市場は近年日本でも拡大しており注目を集めているということです。

カフェインレスコーヒー、いわゆる"デカフェ"は日本ではまだまだマイナーですが、世界的にはコーヒー市場全体の10%ほどを占めているそうです。日本でも最近徐々に広まりつつある気がしますが、健康志向の高まりや、デカフェのコーヒーの質の向上など、いくつかの要因がありそうですね。
確かに、一時期は昔に比べてデカフェの豆の種類が増えましたね。しかし、日本ではあまり売れないと言うことで、また種類が減っているように思います。厳密に言うと、コーヒー店での取り扱いが減っていると言う意味です。ただデカフェは、雑貨屋さんや輸入食材店など、コーヒーが主ではないお店では増えているように思います。実質的に日本での流通量が増えているのかどうかは微妙だと思いますね。やはり、カフェインと一緒に風味もかなり落ちるので、健康のためにカフェインを制限しなければいけない人以外には、なかなか浸透していないし、治療や出産・授乳など健康的理由が無くなれば、また通常のコーヒーに戻る人が多く、一時的な需要がほとんどです。とは言え、技術は進歩していますので、どの程度まで風味が維持されているかがポイントになると思います。
そういえば、以前UCCコーヒー博物館に行ったときに、最初からカフェインが半分しかない特別な品種のコーヒーを飲みました。通常のデカフェと違い、カフェイン除去の工程を通していないので、風味の劣化もなく、とてもおいしかったです。このように品種改良も含めて様々な角度からデカフェ/カフェインレスコーヒーの研究はされているということですね!
品種改良の方は、まだまだ発展途上ですので、今後に期待が持てますね。コンビニコーヒーやサードウェーブなどの影響で、コーヒーを今まで飲まなかった人が飲むようになった分、コーヒー全体の需要が伸びており、そういった層にカフェインレスまたは減カフェインコーヒーは浸透するかもしれませんね。新市場の開拓で、缶コーヒーメーカーは巻き返しを狙っているのでしょう。
新しいコーヒーが増えるのは単純に楽しいです!寝る前でも飲める美味しいコーヒーが出来ると良いですね!
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