クーベルチュールは一般的には製菓用チョコレートをさし、チョコレートやチョコレートの菓子になる。原材料になるクーベルチュールには三種類(ダーク、ミルク、ホワイト)あります。
クーベルチュールは、ココアバターの含有量が多くチョコレートの粘性が低いため、薄くコーティングするのに適しています。形状は様々で、ダイス状、板状、コイン状などが一般的です。また、成分の国際規格としてココアバター31%以上、固形分(カカオマス)2.5%以上でその合計である総カカオ分が35%以上になりココアバター以外の油脂を使用しないもの示します。しかし、この規格は日本ではあてはまりません。
一般的にはクーベルチュールは味に深みや味わいをもたすために、産地や品種の違うカカオ豆をブレンドして使用します。ブレンドの違いは味わいの違いに直結し、各メーカーの製品個性につながります。一方で、単一のカカオで作られたクーベルチュールは「シングルオリジン」とよばれ人気があります。
主なクーベルチュールのメーカーとしては、ヴァローナ、ヴェイス、カカオバリー、カレボー、ベルコラーデ、大東カカオがあります。
Chocolateチョコレートの話
2019.12.13 更新 チョコレートを知る楽しむ知る 1111 Views