加熱された熱風をダクトで運びドラム内の豆を加熱する方法です。
ドラムは密封式で熱風の吸気口と排気口がついています。
ドラムの構造は、熱源のよって変わります。
熱源は、ドラムの真下とは限らないようです。
加熱温度は、給排気の流れの速さによって調節するので、コントロールしやすく、比較的味も安定します。
熱風で焙煎することで、豆の脱水力が強く、焼きむらもなく、短時間で焼き上げることができます。
豆の膨らみも良いそうです。
しかし、香りが飛んでしまい抜けた味になりやすいので、時間をかけた焙煎は出来ないそうです。
このような熱風式は、中型から大型の焙煎機に採用されています。
構造自体が直火式や半熱風式に比べると、複雑になり、大型の焙煎機に向いています。
通常、冷却機がセットされていて、焙煎を終えた時点で、すぐに冷却箱に移し、冷却されます。
熱がこもった状態のままでは、焙煎度が進んでしまいます。
商品として、安定した味が必須で、同じ味を再現することをしやすい、熱風式、半熱風式の普及が高くなっています。
熱源は、ガス、電気、炭、赤外線、灯油などありますが、大型の熱風式は、灯油からガスへ変わることも多くなっているようです。
Coffeeコーヒーの話
2019.12.06 更新 コーヒーを知る楽しむ焙煎 3422 Views