サイフォンとは、蒸気圧の変化を利用した抽出器具で、その抽出方法はサイフォン式と呼ばれます。
1840年にイギリスで考案され、フランスで改良され現在の形になったようです。
密閉した二つの容器を細い管でつなぎ、下の湯を加熱して上に押し上げ、コーヒーの粉とお湯が混ざりコーヒー液になります。
火を止めて温度を下げると、下に抽出されたコーヒー液が戻ってくるというものです。
■サイフォンの原理:隙間のない管を使い、液体を出発地点から目的地までを、途中出発地点より高い地点を通って導くことです。
発明者は、水時計などを作った紀元前3世紀半ばのアレクサンドリアの技術者であるクテシビオスと言われています。
サイフォン=チューブ、管という意味です。