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Coffeeコーヒーの話

2020.01.10 更新 コーヒーを知る楽しむコーヒー豆の基礎知識 11244 Views

さび病

さび病は、葉の裏に付着し、菌糸を伸ばして葉肉を浸食し、やがて光合成機能を失い、2〜3年で枯れてしまう病気です。

初めは、直径1〜2ミリくらいの淡黄色の小さな斑点が、次第に黄褐色に変化しながら広がっていきます。

1〜2ミリくらいの斑点には、およそ100万個の胞子が存在し、最適な温度、湿度が揃えば、とても速いスピードで増えていくようです。

斑点が濃くなっていくと同じく、葉の緑色が色あせ、光合成機能が失われていきます。

濃褐色(さび色)になる頃には、葉の緑色は全くなくなり、萎縮し、落葉していきます。

大農園でも、2〜3年で壊滅的な被害が出るそうです。

研究で、雨期に4〜6週間のインターバルで、1ヘクタールにつき3〜5kgの銅系殺菌剤を散布することで予防できると報告されているようです。

1970年ブラジルに多大な被害が出ました。

その後、中米諸島に拡大し、世界のコーヒー市場を大混乱させた病気です。

1861年、アフリカのビクトリア湖周辺で発見されたさび病は、アジアやアフリカで栽培されていたアラビカ種に大きな被害を与えました。

1860年末には、スリランカのアラビカ種のコーヒーは全滅したのです。

それからは、さび病に弱いアラビカ種から抵抗力のあるロブスタ種に切替が進みました。

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